[上海 30日 ロイター] - 中国証券協会は、新規株式公開(IPO)の公平な価格設定を保証するために、インベストバンカーとアナリストの間にファイアウォールを設置する規則を起草した。政府系の上海証券報が30日に報じた。
同紙によると、証券協会が作成した規則案では、IPO取引においてインベストバンカーがアナリストと利益予測や評価について議論することを禁じている。証券会社は内部のファイアウォールシステムの定期的なチェックが必要になるという。
また、発行体、インベストバンカー、営業担当者が、アナリストに圧力をかけてリサーチの結論を歪めることも禁止される。
規則案は証券会社に配布され、意見を求められているという。
このような規則はIPO価格の歪みを防ぎ、世界2位の経済大国である中国の革新と成長の資金調達に不可欠な市場の投資家の利益を保護することになる。