日本円は対ドルで38年ぶりの安値に近づき、1ドル=160円台で弱い値動きをしている。今日の円相場は1ドル=160.63円まで0.1%の小幅上昇となったが、1986年以来最も円安だった水曜日の安値160.88円からはほとんど離れていない。円相場は月間で約2%、年間では約12%下落しているが、これは主に日米間の大幅な金利差によるものだ。この金利差は、キャリートレードにおける円の役割を支え続けている。
市場参加者は日本当局による介入の可能性を警戒しているが、これは4月末から5月初めにかけて日本当局が9兆7900億円(609億4000万ドル)を投じて円相場を下支えし、34年ぶりの安値から5%の円高に振れたことを彷彿とさせる。アナリストは、日本はさらなる介入を決定する前に、金曜日に発表される米国の個人消費支出(PCE)価格指数を待っているのではないかと指摘している。
為替市場全体では、米国債利回りの上昇に支えられ、ドル高が維持されている。ドル・インデックスは対米ドル相場を通貨バスケットで表示するもので、106.05と8週間ぶりの高水準で推移している。米10年債利回りは4.3392%まで上昇し、2年債利回りは4.7576%となっている。
欧州では、ユーロが5月上旬以来の安値まで下落したことで、月間約1.5%の下落が予想されている。ユーロは直近で1.0680ドルと小幅上昇した。一方、英ポンドは対ドルで1.2622ドルと、1カ月ぶりの安値からほとんど動かず、苦戦を強いられている。
豪ドルは、オーストラリアのインフレ率が予想外に上昇したことから利上げ観測が高まり、一時的に上昇した。しかし、その上昇も束の間、最後は0.02%安の0.6646ドルとなった。ニュージーランド・ドルも0.07%下落し、0.6079ドルとなった。
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