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香港の不良不動産売買が増加

編集者Natashya Angelica
発行済 2024-07-12 01:37
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香港では、第2四半期に不良不動産の取引量が増加し、不動産市場が低迷する中、不動産業者はこの傾向が続くと予想している。この増加の原因は、金利コストの上昇と長期化、そしてオフィスの大幅な空室が、不良債権化した投資用不動産の売却増加につながったことにある。

差し押さえ寸前の物件、銀行所有の物件、抵当権者に差し押さえられた物件など、不良債権化した物件は、比較的低価格であることから人気を集めている。コリアーズのデータによると、第2四半期に売却された22件の投資用不動産のうち、半数が差し押さえによる売却か、赤字での売却であった。これは前四半期からの顕著な増加であり、2023年通年で記録された26%から大きく跳ね上がったことになる。

レンダーからのリカバリーサービスに対する需要の高まりを受けて、コリアーズはオーストラリアでの同様のチームの設立に続き、2023年に香港にリストラクチャリングサービスチームを設立した。

このような傾向にもかかわらず、現在の市場環境では、すべての貸し手が不良不動産を売却する準備ができているわけではない。不動産業者によると、中国の国有金融機関は地元の中小銀行に比べて損失計上をためらい、市場の回復を待つことを好むという。

その顕著な例のひとつが、中国中信銀行(China Citic Bank Corp Ltd.)が率いる、経営難に陥ったデベロッパー、チャイナ・エバーグランデ・グループ(China Evergrande Group (HK:3333), HK:3333)の本社ビルの貸し手であり、同社は2022年後半に2度の入札売却に失敗した後、この不動産を再び売りに出すことをまだ決めていない。同物件の評価額はローン残高の76億香港ドルを下回っている。

別のケースでは、九龍にあるハーバーフロントのオフィスタワーが再上場し、売却予定価格は昨年の評価額から3分の1に引き下げられた。ハンセン銀行と地元銀行6行を含む金融機関は、ワンハーバーゲート・イーストタワーとして知られるこの物件に45億香港ドルの融資を行っていた。

昨年の公開買い付けが不成功に終わった後、現在は30億香港ドルの売却価格を見込んでいる。ハンセン銀行はこの件に関してコメントを発表していない。

現在の為替レートは1ドル=7.8099香港ドル。

この記事はロイターが寄稿した。

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