世界有数の資産運用会社であるブラックロック・インク(NYSE:BLK)は月曜日、第2四半期の運用資産残高(AUM)が過去最高の10兆6500億ドルに達したと発表した。AUMの急増は、上場投資信託(ETF)への投資家の関心の高まりと、株式価値を押し上げた強気相場によるものだ。
この発表を受けて、同社の株価は市場前の取引で1.2%上昇した。市場全体のベンチマークであるS&P500指数は四半期中に約11%上昇し、ブラックロックのAUMを前年の9兆4,300億ドルから増加させる要因となっている。
ブラックロックの当期純資金流入額は815億7,000万ドルで、このうちETFは830億ドルを占め、同社のETF事業にとって年初来の好調な滑り出しとなった。ラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は、ブラックロックのプライベート・マーケットにおける事業拡大が、事業機会を拡大する重要な原動力であると強調した。
投資顧問・管理手数料からの収入は、主にAUMに占める割合に基づくもので、8.6%増の37.2億ドルとなった。さらに、アラジン投資リスク管理プラットフォームを含むテクノロジー・サービス収入は10%増の3億9,500万ドルとなった。
全体では、ブラックロックの総収入は8%増の48.1億ドルとなった。6月30日に終了した四半期の純利益は、前年同期の13億7,000万ドル(1株当たり9.06ドル)から、15億ドル(1株当たり9.99ドル)に増加した。
プライベート市場での存在感を高める戦略的な動きとして、ブラックロックは先月、データプロバイダーのプレキンを約32億ドルで買収することで最終合意した。
全体的に好業績にもかかわらず、ブラックロックの株価は年初来で2%の小幅上昇にとどまっており、これはS&P500の17.7%の上昇を下回っている。
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