ロンドンのFTSE100種株価指数は0.2%の小幅下落となったが、中型株のFTSE250種株価指数は0710GMT現在、横ばいだった。FTSE100の下落は、5月以来最高のパフォーマンスを記録した前セッションに続くものだった。
航空宇宙・防衛株が1.3%下落し、欧州の防衛株全体が下落したことが響いた。このセクターの下落は、ドイツ連邦政府が予算上の制約からウクライナへの新たな軍事援助要請を拒否する決定を下したというニュースに端を発している。
大手航空宇宙・防衛企業の株価は影響を受け、ベー・システムズは2%下落、ロールス・ロイス(OTC:RYCEY)とケムリングは1%以上下落した。さらに、原油価格の下落を受けてエネルギー株は0.2%の小幅下落、銀行株も0.1%下落した。
逆に、他のセクターでは明るい動きも見られた。金価格が記録的な水準で取引されていることや、米国の景気後退懸念が後退し、中国の需要に対する懸念が高まる中で銅価格が上昇したことが好感され、貴金属および工業用金属鉱山の株価はそれぞれ0.7%上昇した。
不動産セクターは、ライトムーブ(OTC:RTMVY)が発表した、イングランド銀行の利下げ以降、買い手の関心が高まっているとの報告を受け、わずかながら上昇した。
投資家心理は、米国が9月に利下げを実施する可能性があるとの予想にやや支えられた。先週のデータではインフレ率の鈍化が示唆され、景気後退の可能性に対する懸念が和らぎ、月初めの世界的な株安を受けて市場心理が改善した。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が今週末にジャクソンホール・シンポジウムで行う講演に注目が集まっており、市場参加者は今後の金融政策の動向を注視している。
企業業績では、プラス500(LON:PLUSP)が、オンライン・トレー ディング・プラットフォームの年間業績が市場予想を上回ると予想し たことから、4.1%上昇し、FTSE250指数の中で際立った存在となった。同社はまた、上半期の新規顧客数が13%増加したことも報告した。
市場関係者は、今週末の英米両国の購買担当者景気指数とFRB(米連邦準備制度理事会)の議事録の発表を待っている。
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