FTSE100種株価指数は、米連邦準備制度理事会（FRB）による利下げの可能性に対する投資家の楽観的な見方により、本日小幅な上昇となった。さらに、四半期売上高が顕著に増加したJDスポーツ・ファッションの好調な業績が上昇を支えた。
0715GMT現在、FTSE100種株価指数は0.3%上昇し8,306.87となったが、FTSE250種株価指数は水曜日に1週間以上ぶりの高値をつけたにもかかわらず、0.2%下落した。パーソナルケア、医薬品、食料品、自動車、部品セクターが上昇し、それぞれ1.2%、1.3%上昇した。
一方、エネルギー・セクターは、世界的な需要不安から原油価格が下落する中、逆風を受け0.7％下落した。個人消費財と産業用金属鉱山もそれぞれ0.6%減少した。
市場心理は、FRBが9月に利下げを実施する可能性が高いことを示唆した前回の政策決定会合の議事録に後押しされた。FRB高官の大半が利下げを支持し、投資家に安堵感を与えた。
現在、米国、英国、その他の主要国で発表が予定されている購買担当者景気指数（PMI）調査や、米国の週間失業保険申請件数に注目が集まっている。
さらに、金融界はジャクソンホール経済シンポジウムを控えており、金曜日にはパウエルFRB議長の講演が予定されている。パウエル議長の発言は、他の中央銀行高官のハト派的な発言やインフレ鈍化を示唆するデータと整合し、利下げを支持するものになると予想されている。
個別銘柄では、JDスポーツ・ファッションが第2四半期の基礎売上高が2.4％増となったことを受けて3.2％高となり、FTSE100種株価指数でトップとなった。一方、イサカ・エナジーは、上半期の純利益が減少したとの報告を受け、株価が2.9％下落した。
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