デル・テクノロジーズ・インク（NYSE:DELL）は、主に人工知能（AI）サーバーの旺盛な需要により、第2四半期の収益がウォール街の予想を上回る顕著な増加を報告した。同社の株価は木曜日の取引で4％近く上昇した。
このテクノロジー大手は、エヌビディア・コーポレーション（NASDAQ:NVDA）のグラフィック・プロセッサを搭載したAIサーバーに対する需要の高まりの波に乗っている。これらの高性能サーバーは、複雑な言語モデルのトレーニングを含むAI計算に不可欠である。
8月2日に終了する四半期、デルの売上高は約9％増の250億3,000万ドルとなった。この数字は、LSEGのデータによるアナリストの平均予想245億3000万ドルを上回る。
デルのジェフ・クラーク最高執行責任者（COO）は、AIに最適化されたサーバー部門の財務的成功を強調した。「AI最適化サーバーの需要は32億ドルで、前四半期比23％増。受注残は38億ドルで、当社のパイプラインは受注残の数倍にまで成長しています」とクラーク氏は述べた。
ストレージ、ソフトウェア、サーバー製品を含むインフラ・ソリューション・グループの売上高は約38％増の116億5000万ドルとなり、過去最高を記録した。一方、パソコンを含むクライアント・ソリューション・グループの売上高は約4％減の124億1000万ドルとなった。
世界のパソコン市場は回復の兆しを見せており、カナリスのデータによると、第2四半期の総出荷台数は3.4％増の6280万台だった。
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