木曜日の欧州株式市場は小幅に下落し、4セッション連続で下落傾向が続いた。これは、投資家がユーロ圏のさらなる経済指標を待ち、米連邦準備制度理事会(FRB)の金利調整決定に影響を与える可能性のある、今後の米雇用統計を注視しているためだ。
欧州株を幅広くカバーするSTOXX600指数は、0715GMT時点で0.1%の小幅下落となった。工業用金属価格が下落するなか、鉱業セクターは0.8%下落した。この下落は、市場の主要な消費国である中国を含む、最近の世界的な弱い経済指標によって悪化した、需要の低迷予測に起因する。
一方、不動産株は0.5%上昇し、この日の主要セクターとなった。
意外なところでは、ドイツの7月鉱工業受注が、季節・暦年効果を調整した後、前月比2.9%増となった。これは、1.5%の減少というアナリストの予想を覆すものだった。その結果、ドイツDAX指数は0.1%の小幅上昇となった。
投資家は現在、0900GMTのユーロ圏小売売上高と1230GMTの米労働市場統計の発表に注目している。これらの統計は、金利動向に関する投資家の期待を再調整する上で重要な役割を果たすと予想される。
個別銘柄では、プライマークの親会社であるアソシエイテッド・ブリティッシュ・フーズの株価が3.5%下落し、5ヵ月ぶりのマイナスとなった。この下落は、第4四半期に見られた価格引き下げにより、来年の欧州砂糖事業の業績に大きな影響が出るとの同社の発表を受けてのもの。
一方、化学会社のランクセスは、モルガン・スタンレーが株価を「アンダーウエート」から「オーバーウエート」に格上げし、同社の業績見通しがより良好であることを示唆したため、株価は3.4%上昇した。
この記事はロイターが寄稿した。
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