*この記事は11日に配信しました。
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 4127.17(‐31.49)
前営業日終値 4158.66(+18.43)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 4576.31(‐53.76)
前営業日終値 4630.07(+57.42)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 2983.10(‐42.84)
前営業日終値 3025.94(+16.23)
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<ロンドン株式市場> 反落。週間では4週連続で下落した。さえない米経済指標が
世界経済の見通しに一段の影を落としたほか、軟調なエネルギー株が相場を圧迫した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は31.49ポイント(0.76%)安の
4127.17。週足では2.3%下落し、4月28日以来の安値となった。
CMCマーケッツのシニアディーラー、ジャイルズ・リー氏は「きょうはファンダメン
タルズがすべてそれほど心強いものではなかった。米貿易赤字が一段と縮小したことは内
需の衰えを示している」と述べた。
米商務省が発表した5月貿易統計は、貿易赤字が259億6000万ドルに縮小し、
1999年11月以来の低水準となった。輸出が増加する一方、外国製品への需要も低迷
した。
ロイター/ミシガン大学の調査した7月の米消費者調査・速報値は64.6と前月の確
報値70.8から低下し、3月以降最も低い水準となった。
エネルギー株が軟調。米原油先物
ロイヤル・ダッチ・シェル
米石油シェブロン
圧迫すると警告したこともセクターを圧迫した。
保険株ではアヴィヴァ
感はセクター全体に広がり、スタンダード・ライフ
リーガル・アンド・ジェネラル
3.2%下落した。
軟調な金属価格を背景に鉱山株も売られた。リオ・ティント
リトン
<欧州株式市場> 反落。週足では4週連続での下げとなった。企業決算や景気回復ペ
ースめぐる懸念が圧迫し、医薬品・銀行株を中心に売りが優勢となった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.03ポイント(1.10%)安
の814.29。終値ベースでは4月28日以来の安値。週足では3.4%下落した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は32.40ポイント(1.40%)安
の2281.47。
医薬品株の下げが目立ち、グラクソ・スミスクライン
アストラゼネカ
─2.4%安。
競争の高まりや新薬の市場参入をめぐる問題など、さえない見通しが同セクターへの圧
迫材料とみられている。
この日発表された米指標では、7月米ミシガン大消費者信頼感指数速報値が前月(確報
値)から低下し、3月以来の低水準となった。市場予想も下回った。
原油価格が2%超下落する中、エネルギー株も値下がりした。BP
ダッチ・シェル OTF.PA>が0.6─1.7%安。 米石油大手シェブロン 第2四半期業績を圧迫するとの見通しを示したことも、センチメントを悪化させた。 銀行株ではUBS るよう求めている問題で、マイアミ連邦地裁判事は8日、米司法省に対し、米国でのUB Sの活動を停止させるような措置まで踏み込む用意があるのか、12日までに回答するよ う命じた。 サンタンデール ト [東京 11日 ロイター]