日経平均<.N225> 日経平均先物3月限<0#2JNI:>
前場終値 10244.62（+210.37） 前場終値 10250 （+230）
寄り付き 10161.72 寄り付き 10160
安値／高値 10150.24─10257.74 安値/高値 10150─10260
出来高(万株) 82970 出来高(単位) 34813
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［東京 １７日 ロイター］ 東京株式市場で日経平均は大幅続伸。海外投資家の買い
が観測され、前日終値比で２００円を超す上げ幅で前引けた。午前の東証１部の売買代金
は５７８１億円と、前日までの２日間と比較して商いが膨らんでいる。
欧州系の買いが先行したほか、商品投資顧問業者（ＣＴＡ）のショートカバーも入り上
げ幅が拡大したという。春節明けの香港市場は堅調に推移しており、午後の手がかりとな
りそうだ。
前場の東証１部騰落数は値上がり１３７１銘柄に対して値下がり１８７銘柄、変わらず
が１１０銘柄だった。
きょう午前の東京市場は商いを伴った上昇となった。１６日の欧米株の上昇が好感され、
輸出株を中心に幅広く買われた。ギリシャの債務問題については、解決したわけではな
く引き続き市場の重しになるとの見方があるものの、欧州連合（ＥＵ）が最終的には資金
繰りの援助をすると言及したことで、「いったん警戒感は後退した」（国内投信）とみら
れている。
マネックス証券・チーフ・ストラテジストの羽賀誠氏は、日本株の株価収益率（ＰＥＲ）
が低下し割高感が薄れたことに加えて、国内ファンダメンタルズの堅調さもあり、海外
投資家にとって日本株への投資妙味は継続するとみている。「ギリシャ問題が市場の大き
な懸念材料として意識されていたが、ギリシャのＧＤＰなど、ユーロ圏に占める経済活動
の割合は小さい。経常赤字国家であることには警戒する必要はあるが、グローバルな影響
は限定的ではないか」と述べた。
業種別では、ほぼ全面高のなか、鉄鋼、海運、証券、保険などの上昇が目立った。
個別銘柄では、ホンダ<7267.T>、ソニー<6758.T>、キヤノン<7751.T>などの主力株が堅
調だったが、トヨタ自動車<7203.T>はマイナスに転じた。米国の２つの組立工場の１４日
間の操業停止が嫌気されたという。
東芝<6502.T>、日立<6501.T>、日本製鋼所<5631.T>、木村化工機<6378.T>などの原発関
連銘柄が買われた。オバマ米大統領は１６日、米国で約３０年ぶりに新設が計画されてい
る原子力発電所向けに８３億ドルの融資保証を供与すると発表した。日本の関連メーカー
にもビジネスチャンスが増えるとの期待が出ている。
（ロイター日本語ニュース 石渡 亜紀子記者）
（akiko.ishiwata@thomsonreuters.com；03-6441-1784；ロイターメッセージング：
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