【小幅高となる】20500-20650円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
シカゴ先物にさや寄せする格好から、小じっかりで始まりそうである。
ただし、決算発表が本格化する中、決算を手掛かりとした物色が中心になりやすく、相場全体の方向感は掴みづらい。
こう着感が強まりやすく、先週末の終値を挟んでの小動きになりそうだ。
もっとも、先週の上昇で5日、25日線のほか、一目均衡表では雲上限、転換線をクリアしており、先高感は強い。
押し目買い意欲の強さが意識されそうである。
ボリンジャーバンドでは中心値(25日)と+1σとのレンジ内での推移といったところに落ち着こう。
20500-20650円のレンジを想定する。
【小幅高となる】TPP合意見送りは想定外もしっかりの展開=フィスコ田代 昌之 前週(7月27日-31日)の日経平均は週間ベースで40.71円の上昇となった。
米国株安や中国株の急落など外部環境が不安定だったことから週初は売り優勢となる場面も見られたが、外部環境の落ち着きとともにしっかりとした展開となった。
決算発表が本格化を迎えたことでファナックや東エレク、日立、野村、パナソニックなど個別株に関心が向かい、日経平均やTOPIXは方向感に欠ける格好となった。
週末の円建てCMEは日中終値比30円高の20600円。
足元の先物、オプション市場の商いは減少しており指数を積極的に手がける投資家は様子見姿勢を強めている。
7月29日時点の裁定買い残は16.2億株と裁定に絡んだ商いは必要最低限しか入っていない様子。
一方、現物市場では決算ラリーが続いていることから、30日、31日の東証一部売買代金が3兆円台を付けるなど商いは活況。
30日はTOPIXリバランス、31日は月末最終営業日ということでそれぞれインデックスイベントも影響したが、2営業日連続で商いが3兆円を超えたのは7月SQ通過以来、初のこと。
NT倍率が12.3倍台まで縮小していることから足元の相場展開はTOPIX型と言えよう。
内需系の銘柄で好決算が目立っただけとの見方もあるが、先物主導の日経平均型ではなく幅広い銘柄が物色されるTOPIX型は見ていて安心感はある。
中国株急落で突発的に下げ幅を広げるような展開は無くなりそうもないが、日本株は需給面から下げにくいことから下値は限定的。
短期筋は指数の値幅が取れないことから積極的な商いは引続き手控えると想定する。
今週は約1200社が決算を発表することから決算ラリーは本格化を迎えそうだ。
前週同様、個別対応の相場展開となり、指数は小動きで短期のトレードチャンスには乏しいと見る。
週明けの3日は、TPP関連に売りが広がる可能性はあるが主力株はしっかりとした推移となろう。
ただし、決算発表が本格化する中、決算を手掛かりとした物色が中心になりやすく、相場全体の方向感は掴みづらい。
こう着感が強まりやすく、先週末の終値を挟んでの小動きになりそうだ。
もっとも、先週の上昇で5日、25日線のほか、一目均衡表では雲上限、転換線をクリアしており、先高感は強い。
押し目買い意欲の強さが意識されそうである。
ボリンジャーバンドでは中心値(25日)と+1σとのレンジ内での推移といったところに落ち着こう。
20500-20650円のレンジを想定する。
【小幅高となる】TPP合意見送りは想定外もしっかりの展開=フィスコ田代 昌之 前週(7月27日-31日)の日経平均は週間ベースで40.71円の上昇となった。
米国株安や中国株の急落など外部環境が不安定だったことから週初は売り優勢となる場面も見られたが、外部環境の落ち着きとともにしっかりとした展開となった。
決算発表が本格化を迎えたことでファナックや東エレク、日立、野村、パナソニックなど個別株に関心が向かい、日経平均やTOPIXは方向感に欠ける格好となった。
週末の円建てCMEは日中終値比30円高の20600円。
足元の先物、オプション市場の商いは減少しており指数を積極的に手がける投資家は様子見姿勢を強めている。
7月29日時点の裁定買い残は16.2億株と裁定に絡んだ商いは必要最低限しか入っていない様子。
一方、現物市場では決算ラリーが続いていることから、30日、31日の東証一部売買代金が3兆円台を付けるなど商いは活況。
30日はTOPIXリバランス、31日は月末最終営業日ということでそれぞれインデックスイベントも影響したが、2営業日連続で商いが3兆円を超えたのは7月SQ通過以来、初のこと。
NT倍率が12.3倍台まで縮小していることから足元の相場展開はTOPIX型と言えよう。
内需系の銘柄で好決算が目立っただけとの見方もあるが、先物主導の日経平均型ではなく幅広い銘柄が物色されるTOPIX型は見ていて安心感はある。
中国株急落で突発的に下げ幅を広げるような展開は無くなりそうもないが、日本株は需給面から下げにくいことから下値は限定的。
短期筋は指数の値幅が取れないことから積極的な商いは引続き手控えると想定する。
今週は約1200社が決算を発表することから決算ラリーは本格化を迎えそうだ。
前週同様、個別対応の相場展開となり、指数は小動きで短期のトレードチャンスには乏しいと見る。
週明けの3日は、TPP関連に売りが広がる可能性はあるが主力株はしっかりとした推移となろう。