[ワシントン 1日 ロイター] - 米バイオ医薬品モデルナのポール・バートン最高医療責任者(CMO)は1日、生後6カ月から6歳未満に対する同社の新型コロナウイルスワクチン使用について、6月に見込まれる米食品医薬品局(FDA)の外部諮問委員会審査に向けてデータの準備は完全に整うと自信を表明した。米CBSとのインタビューで語った。
モデルナは4月28日にこの緊急使用を申請。バートン氏は「FDAは今、申請審査を始めるのに必要な中核的なデータをすべて手にしているところだと思う」と述べた。
申請が認められれば、米国で5歳以下に対するコロナワクチンとして初めて承認される可能性がある。米医薬品ファイザーも6歳未満への自社ワクチン使用のデータが6月の審査までに整うと見込んでいる。
モデルナのコロナワクチンの6─17歳への使用は米国でまだ承認されておらず、米規制当局は安全性のデータをもっと出すよう同社に求めている。