[東京 16日 ロイター] - 東芝は16日、渡辺章博取締役会議長とジェリー・ブラック特別委員会委員長による、非公開化を含む企業価値向上への戦略的選択肢に関するオープンレターを公表した。株主に対して、東芝再建を巡り、パートナー候補との合意到達を確約できる状況にないが、法的拘束力のある有力な提案の受領を企図しており、必要な交渉を経た上で可能な限り早い時期に結論に至るよう最大限努力していくとしている。
渡辺氏らは、潜在的な投資家などとの協議の進捗状況を9月30日付で公表した後、時間が経過したことから現状について報告。この間の報道内容などに関して東芝は確認する立場にないとする一方、合意に至った場合、合意に至らない場合も含めて、取締役会の最終結論の詳細について、結論に至った時点で遅滞なく対外公表すると約束した。