[アテネ 26日 ロイター] - ギリシャ政府当局者によると、同国は年内に新たな国債を発行する可能性がある。
ユーロ圏の歴史的な低金利環境を利用して資金を調達することを検討しているという。
昨年8月に第3次金融支援から脱却して以降、4度目の起債となる。
同当局者はロイターに「年内にあと1回起債することを検討している」と発言。発行規模や年限などの詳細は明らかにしなかった。最終決定には至っていないという。
ギリシャの10年国債利回り (GR10YT=RR)は、今年初めから約3%ポイント低下し、26日時点で1.28%前後となっている。
同当局者は「今年の借り入れ目標は達成したが、低利回りを利用したい」と述べた。
ギリシャは第1・四半期に5年債と10年債、7月に7年債を発行し、総額約75億ユーロ(82億ドル)を調達している。