[香港/チューリヒ 30日 ロイター] - スイスのプライベートバンク大手ジュリアス・ベア (S:BAER)が、中国で現地金融機関との合弁会社設立を計画していることがわかった。アジアでの成長を図る経営戦略の一環。事情に詳しい関係筋が明らかにした。
同筋によると、すでに合弁相手を探す作業に着手した。合弁会社にはジュリアス・ベアが過半を出資する方針。
背景には、中国が金融セクターを積極的に外資大手に開放し始めていることがある。実現すれば、中国で初の大手プライベートバンクによるウェルスマネジメント合弁設立となる。
来年には合弁相手を決定し、その後、正式に事業認可を申請するとみられる。
ジュリアス・ベアの広報担当者はコメントを控えた。