[東京 17日 ロイター] - 菅義偉首相は17日夕、官邸で記者団の取材に応じ、首都圏の1都3県に発令中の緊急事態宣言について、予定どおり21日に解除する方向だと述べた。18日に専門家の意見を踏まえ正式判断する。
首相は解除の理由について、感染の深刻度合いを測る新規感染者数や病床使用率が「解除の方向を示している」ためと説明した。
17日に東京都が公表した新型コロナウイルスの新規感染確認者がほぼ1カ月ぶりに400人を超え、感染者数の再増加も懸念されるが、首相は「そのようなことを含め専門家の意見をうかがう」と述べた。また17日に「厚生労働省の専門家の委員から提言をいただいており、それを踏まえて明日、諮問委員会に解除の方向で提案する」と述べた。
(竹本能文)