[東京 10日 ロイター] - 麻生太郎財務相は10日の閣議後会見で、公明党の元衆院議員の当時の秘書らによる貸金業法違反の疑いについて「捜査中に関わる事件で、私の立場からコメントすることはない」と語った。記者から見解を問われ、答えた。政権支持率の現状には「そんなものだ」と述べるにとどめた。
記者会見では防衛費にも言及し、「防衛費は絶対的なものではなく相対的なもの。相手がある話。中国の軍備拡張や台湾海峡の問題など、いろいろな状況を考えて、抑止力として、相手の軍備費(防衛費)が伸びれば、それに対応するのは当然」との考えを示した。
一方、新たに経済対策を策定する必要性について麻生氏は「今、新たな経済対策や補正云々をやっていることはない」とし、これまで措置した支援策を着実に実行するなどして対応する考えを強調した。