[香港 1日 ロイター] - 香港政府が1日発表した第2・四半期の域内総生産(GDP)速報値は前年同期比1.4%減少した。輸出と投資が引き続き低迷し、新型コロナウイルス流行が経済活動に広範囲に影響を及ぼした。
減少幅はDBS(0.6%)やスタンダード・チャータード(0.5%)の予想を上回った。第1・四半期は3.9%減に改定された。
季節調整済みの前期比では0.9%増加。第1・四半期は2.9%減だった。
香港政府は、世界経済見通しの悪化が引き続き輸出を圧迫するとの見通しを示した上で、コロナ関連規制が緩和されれば対外貿易への一定の支えになると述べた。
経済活動は年内にさらに回復するとみられるが、どの程度回復するかは新型コロナの感染状況や、家計の購買力・消費者心理の動向次第になると述べた。