[シドニー 26日 ロイター] - オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)と豪調査会社ロイ・モーガンが26日発表した5月のニュージーランド(NZ)消費者信頼感指数は79.2で、前月の79.3とほぼ同水準だった。消費者が引き続き強いインフレ圧力にさらされており、数字は極めて低水準にとどまっている。
指数は100が楽観と悲観の分岐点。
ANZのチーフエコノミスト、シャロン・ゾルナー氏は「労働市場が依然タイトで、高水準の雇用保障と力強い賃金上昇をもたらしているが、住宅ローンを組む38%の世帯のローン金利上昇など、生活コスト上昇は続いている」と指摘。
さらに、「NZ準備銀行(中央銀行)は、インフレ率を持続可能な低水準に維持するため引き続き経済の冷却化に取り組んでおり、不透明感も疑いなくマイナス材料となっている」と述べた。