[26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストであるレーン専務理事は26日、インフレ動向は不確実性が大きいとして、ECBはターミナルレート(金利の最終到達点)を予測しようとすべきではないとの見解を示した。
レーン氏は会議で「われわれは週ごと、理事会ごとにターミナルレート(の予想)を示さない。存在しない確実性の感覚を伝えることになるからだ」と述べた。
これに先立ちECB理事会メンバーのナーゲル独連銀(中銀)総裁やビルロワドガロー仏中銀総裁、クノット・オランダ中銀総裁らが今後の具体的な利上げ回数やターミナルレートに言及していた。