[ケープタウン 1日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミストで金融政策委員会メンバーのヒュー・ピル氏は1日、インフレ高止まりが引き続き懸念事項だと述べた。
7月の消費者物価指数(CPI)は前年比上昇率が6.8%で、昨年10月に記録した41年ぶり高水準(11.1%)からはかなり低下したが、食品・エネルギー・アルコール・たばこを除いたコアインフレ率は6.9%で総合インフレ率を上回っている。
ピル氏は南アフリカ準備銀行(中央銀行)主催の会議で講演し「コアインフレ率やサービス価格の鈍化がまだ確認できない」とし、イングランド銀行(英中央銀行)はインフレ高止まりにつながるような動きに特に注意を払わなければならないと説明した。