[サンティアゴ 5日 ロイター] - チリの中央銀行は5日、インフレが緩和しているとの見方から、政策金利を75ベーシスポイント(bp)引き下げて9.5%とした。決定は全会一致で市場予想通り。
チリの年間インフレ率はここ数カ月、市場予想を上回るペースで低下している。2022年8月につけたピークの14.1%から、今年7月には6.5%まで鈍化した。
中銀は声明で「マクロ経済シナリオは予想通りに進展しており、インフレ率は2024年後半には目標の3%に収束する見通しだ」とした。
チリ中銀はインフレを抑えるために2021年7月から22年10月にかけて計1075bpの利上げを実施。その後は金利を据え置き、今年7月に100bpの利下げを決めた。