Renju Jose
[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリアのチャーマーズ財務相は6日、豪経済について、中国の景気減速と国内の金利上昇によって大きな圧力を受けるものの、リセッション(景気後退)は回避する見込みだという認識を示した。
チャーマーズ氏はこの日の国内総生産(GDP)統計発表前に、オーストラリアは世界的な景気低迷の影響を受けていないわけではないが、最大の貿易相手国である中国での最近の状況が「最も懸念される」と指摘。
「特に不動産セクターだが小売りや輸出関連でも、中国経済はかなり減速しており、われわれにとって明らかに重大だ」とABCラジオに語った。
堅調な労働市場、サービス輸出、健全な財政にもかかわらず、豪経済の課題は大きいと指摘した。
ただABCテレビの別のインタビューで、リセッションは回避できると予想しているとも語った。