[シンガポール 6日 ロイター] - シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)が6日公表した調査結果によると、エコノミストは同国の2023年の経済成長率とインフレ率の予測を引き下げた。
8月半ばに行われた調査によると、成長率見通しはエコノミスト22人の予想中央値で1.0%となり、6月調査の1.4%から下方修正。24年は2.5%に加速すると見込まれている。
総合消費者物価指数(CPI)の伸び率予想は4.7%と、6月調査の5.0%から引き下げられた。民間道路輸送と住居費を除くコアCPIの伸び予想は4.1%で変わらなかった。
総合、コアの両指数とも24年に伸びが鈍化し、それぞれ3.1%と2.8%になると見込まれている。
調査に回答したエコノミストの約69%は海外経済の減速が国内景気見通しの下振れリスクになっているとした。
MASが来月の会合で金融政策を変更すると予想したエコノミストはいなかった。