[パリ 7日 ロイター] - フランス国立統計経済研究所(INSEE)は7日、食料品価格の上昇圧力緩和を背景に年末のインフレ率見通しを6月時の4.4%から4.2%に下方修正した。
INSEEによると、食料品価格の伸びは8月の11.1%から7.2%に鈍化したという。
経済成長率見通しは第3・四半期で前期比0.1%、第4・四半期で0.2%と6月時から修正しなかったものの、第2・四半期の成長率が予想を上回る0.5%となったことを受け、2023年の成長率見通しを前回の0.6%から0.9%に引き上げた。
INSEEは食品価格のインフレ緩和が金利上昇の打撃を受けた設備投資の軟化を一部相殺し、個人消費は下半期に底堅くなるとの見方を示した。