Jaspreet Kalra Siddhi Nayak
[ムンバイ 11日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)は金融機関と協力して、独自の中央銀行デジタル通貨(CBDC)「eルピー」の普及策を導入する準備を進めている。関係者6人が明らかにした。
eルピーは一般の人々向け「リテール」分野の1日当たり取引が平均1万8000件弱と、中銀が今年末時点の目標に掲げた100万件を大きく下回っている。
関係者3人によると、普及策にはオフライン取引の容認や、インドの電子送金システム「統合決済インターフェース(UPI)」に結びつけるといった案が盛り込まれている。
関係者3人のうち2人によると、中銀は銀行に対してQRコードによってeルピーをUPIで利用可能にするよう働き掛けている。
中銀はコメント要請に応じなかった。