50%引き! InvestingProで2025年の市場を超える投資成績を特別セールを請求する

英賃金、5─7月も高い伸び 失業率は4.3%に上昇 9月利上げの公算

発行済 2023-09-12 15:48
更新済 2023-09-12 18:27
© Reuters.  9月12日 英国立統計局(ONS)が12日発表した5─7月の賃金はボーナスを除いたベースで前年比7.8%上昇し、伸び率は4─6月から変わらずとなり、高水準を維持した。写
GBP/USD
-

Andy Bruce David Milliken

[ロンドン 12日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が12日発表した5─7月の賃金はボーナスを除いたベースで前年比7.8%上昇し、伸び率は4─6月から変わらずとなり、高水準を維持した。エコノミスト予想とも一致した。

ボーナスを含む賃金は8.5%増と4─6月の8.4%増から拡大した。政府の補助金で統計にゆがみが生じた新型コロナウイルス流行時を除くと過去最高だった。

英中銀は22日の金融政策委員会(MPC)で政策金利を5.25%から5.5%へ引き上げるとみられている

JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル市場ストラテジスト、ヒュー・ギンバー氏は「より大きな問題はその後の道筋だ」と指摘。

「世界中の中銀が引き締めを一時停止すれば、英中銀は引き締めを続けることに消極的になるだろう。しかし今後発表されるデータに決定的な変化がなければ、金利の最終到達点が5.75%になることは完全にあり得る」との見方を示した。

ただ、失業率は4.2%から4.3%に上昇し、2021年7─9月以来の高さとなった。求人数は2年ぶりに100万人を下回った。

失業率は、イングランド銀行(英中銀)が8月前半に第3・四半期予測として公表した4.1%を既に上回っている。

5─7月の雇用者数は20万7000人減と予想以上に減少し、20年8─10月以来の大幅なマイナスとなった。

© Reuters.  9月12日 英国立統計局(ONS)が12日発表した5─7月の賃金はボーナスを除いたベースで前年比7.8%上昇し、伸び率は4─6月から変わらずとなり、高水準を維持した。写真は8月3日、ロンドンで撮影(2023年 ロイター/Toby Melville)

野村のエコノミストは「労働市場にはかつてないほどの悪化の兆しがある」との見方を示した。来週のMPCは利上げを巡りこれまでより意見が割れると予想した。

消費者物価上昇率を調整した週平均収入は0.6%増と22年3月以来初めてプラスとなった。

ハント財務相は「公共部門労働者への一時金支払いの影響もあり、賃金の伸びは依然として高い」としながらも「実質賃金が持続的に増加するにはインフレ率を半減させる計画を堅持しなければならない」と述べた。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます