[北京/上海 19日 ロイター] - 19日に香港で売却された6カ月物の中国人民銀行(中央銀行)手形の利率が過去最高となった。当局が元の急速な下落に歯止めを掛けようとする中、香港で流動性が逼迫している。
香港金融管理局(HKMA、中央銀行)によると、6カ月物人民元建て中銀手形を150億元(20億6000万ドル)売却。利率は3.38%で、前回6月の2.24%を114ベーシスポイント(bp)上回り、2018年にオフショア元建て手形の発行を開始して以来最高となった。
売却額は、この日期日を迎える50億元の3倍だった。
人民銀は香港での手形売却を2カ月連続で拡大している。トレーダーは、元の流動性を吸収して元ショート(売り持ち)を割高にするためとみている。