[チューリヒ 19日 ロイター] - スイス金融大手UBSのルーカス・ゲーウィラー副会長は19日、クレディ・スイスが今年下半期も赤字の可能性はあるとしながらも、買収が長期的にはUBSの利益になるとの自信を示した。
ファイナンス・フォーラムで「クレディSが下期も大幅な赤字を出す可能性は否定できない」と発言。ただ、買収がUBSにとって良い取引になるか、あるいは非常に良い取引になるか分かるにはまだ早いとも述べた。
クレディ・スイスを独立した形で国内に残すべきとの声が多数を占めるのは理解できるとしつつ、規制当局がそれに同意するかどうかは分からないと指摘した。
ゲーウィラー氏はまた、統合が完了するまで現職にとどまる予定だとした。