Elena Fabrichnaya
[モスクワ 3日 ロイター] - ロシア中央銀行のザボトキン副総裁は3日、同国の通貨ルーブルが3日の取引で1ドル=100ルーブルの節目水準を割り込んだことを受けて連邦院(上院)で証言し、2024年いっぱいは金利を高水準に維持する必要があるとの見通しを示した。
中銀は8月の緊急会合で主要政策金利を3.5%ポイント引き上げて12%とし、9月も13%に上げた。当局は、高水準にあるインフレを助長するルーブル安を食い止める措置に取り組んでいる。
ザボトキン氏は「過去3カ月間に大幅な金融引き締め政策を講じ、金利を13%とした。インフレ率を目標の4%に戻すには、来年いっぱい引き締め政策を維持する必要があるだろう」と述べた。
ロイターの調査に回答したアナリストらは、10月27日の次回中銀会合で追加利上げが行われると予想している。