[フランクフルト 15日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中央銀行)は15日、国内総生産(GDP)が今年は0.1%縮小し、来年は0.4%の拡大にとどまるとする見通しを示した。
外需が低迷しているほか、グリーン移行への政府補助金が抑制され、高金利で経済活動が鈍化しているため。低金利、エネルギー安、好調な輸出に支えられた10年にわたるブームが終わりを告げ、ドイツ経済が近隣諸国に遅れをとり続けると予測している。
予測をまとめた後に連立政権が予算案合意に至ったものの、これを考慮しても大幅な修正は必要なかっただろうとしている。
中銀による2026年までの消費者物価指数(HICP)とGDP予測は以下の通り。
2023 2024 2025 2026
HICP +6.1% +2.7% +2.5% +2.2%
GDP -0.1% +0.4% +1.2% +1.3%