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東京外為市場・15時=ドル90円後半、安値圏のもみあいが続く

発行済 2009-09-24 15:24
EUR/JPY
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AUD/NZD
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NZD/JPY
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       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 90.85/86  1.4725/26  133.74/85

正午現在   91.16/21  1.4723/28  134.25/32

午前9時現在 91.30/34  1.4726/30  134.46/53

NY17時現在 91.43/47  1.4709/13  134.48/57

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 [東京 24日 ロイター] 午後3時現在のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5

時時点から小幅安の90円後半。連休明けもドルは全般に、安値圏でもみあう展開が続い

た。ユーロ/ドルは海外市場でつけた1年ぶり高値から、ニュージーランドドル/米ドル

は同1年1カ月ぶり高値から小幅に調整した水準で一進一退。ドル/円も朝方の

91円半ばから90円後半にじり安となった。

 前日海外終盤に対ユーロ、NZドルなどで安値を更新したドルは、東京市場の序盤にか

けて小幅に切り返したが、日中は安値圏でもみあいが続いた。ユーロは海外市場でつけた

1年ぶり高値となる1.4845ドルから下落した1.4720ドル付近で、NZドル/

米ドルも同1年1カ月ぶりの高値となる0.7315ドルから下落した0.72

ドル付近で一進一退が続いた。

 <「米の出口」めぐり見方交錯>

 米連邦準備理事会(FRB)が開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)では、市場

予想通り政策金利を0─0.25%に据え置く一方、モーゲージ担保証券(MBS)と政

府機関債の購入期限を今年末から来年3月末まで延長することを決めた。

 声明は「8月の会合以降に入手した情報は、経済活動が深刻な落ち込みを経て上向いた

(economic activity has picked up)ことを示している」と、8月の「6月の会合以降

に入手した情報は、経済活動が横ばい状態であることを示している(economic activity

is levelling out)」から「上方修正」(外銀)した。しかし、インフレについて「今後

も当面、抑制される」と前月の表現を踏襲したこと、事前の市場では一部委員が利上げを

提案する可能性があるとの観測もあったことなどから、「声明はややハト派」(別の外銀)

とみる声が出ている。

 FRBが決めたMBSの買い取り期間延長や米利上げについては、市場の見方が交錯し

た。市場筋の推計によると、FRBが声明でMBSの買い取り総額をめぐる表現から「最

大」との文言を外す一方で買い取り期限を延長したことで、MBSの今後4―5週間の購

入額は週200億ドル程度と、これまでと比べて2割弱減少する見通し。期限延長で金融

政策を正常化させる「出口」が遠のいたとする見方もあるが、「買い取りを中止したとき

のインパクトを最小限にとどめ、スムーズな正常化が可能になるとの見方もできる。『出

口』が遠のいたとも言いがたい」(さらに別の外銀)という。

 ロイターが23日のFOMC後にプライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)

を対象に実施した調査でも、意見は分かれた。4社が米連邦準備理事会(FRB)は

2010年第2・四半期に利上げを開始する見通しだと回答。8月会合終了後の3社から

1社増加したが、2010年中に利上げが実施されると回答したのは9社で、8月の11

社から減少した。

 <NZドルは利上げ観測が下支え>

 日本の連休中、主要通貨の中で最も大きく上昇したのはNZドル。高まり始めた「利上

げ観測が相場を下支えしている」(前出の外銀)という。世界最大の乳製品輸出会社であ

るNZのフォンテラ・コーポレーティブ・グループが22日、2009/10年の酪農家

向け支払い乳価見通しを1キロ当たり5.10NZドルと55セント上乗せしたしたこ

と、23日に統計局が発表した09年第2・四半期の国内総生産(GDP)が前期比

0.1%増と、事前予想の0.2%減を大きく上回ったことがきっかけとなった。

 豪ドル/NZドルは23日の取引で、最近の取引レンジ下限となる1.20

NZドル前半に下落。5カ月ぶり安値を更新し、1月以来の1.20NZドル割れに迫っ

た。NZドル/円は前日海外時間に66円前半と昨年10月以来11カ月ぶり

高値を更新した。

 (ロイター日本語ニュース 基太村真司記者)

(shinji.kitamura@thomsonreuters.com;03―6441―1791;ロイターメッ

セージング:shinji.kitamura.reuters.com@reuters.net)

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