ドル/円
正午現在 80.45/46 1.4497/98 116.62/66
午前9時現在 80.73/77 1.4462/65 116.77/82
NY17時現在 80.75/80 1.4433/36 116.56/61
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[東京 30日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点から
80円後半から80円前半へと下落した。月末の実需売りが圧迫したほか、ドルクロスで
幅広くドル売りが出たことがドル/円にも波及した。ユーロ/ドルは20日ぶりに
1.45ドルを回復。ギリシャの緊縮財政法案が可決したことでリスクオン地合いが強ま
った。きょうの関連法案の採決にも楽観的な見方が広がっている。
ギリシャ議会は29日、5カ年の緊縮財政法案を可決し、国際通貨基金(IMF)・欧
州連合(EU)による120億ユーロ(173億ドル)の第1次支援第5弾融資に向け大
きく前進した。これを受けて市場にはリスクオン地合いが強まり、ユーロが買われた一方、
ドルが幅広く売られた。この流れはアジア時間に入っても続き、ユーロ/ドルは途中スト
ップロスも巻き込みながら、東京時間正午までに1.4505ドルまで上昇した。きょう
行われるギリシャの緊縮財政法関連法案の採決にも可決の期待が強まっている。
市場では欧州中銀(ECB)が7月7日の理事会で利上げするとの見方が大勢で「欧州
中銀(ECB)まではユーロは買いとの見方から、手仕舞いのユーロ買い戻しのほか、ニ
ューロング構築の動きも出ている。ユーロは1.45ドル半ばまで上値余地が広がった」
(国内銀行)との声が聞かれた。
一方で「7月は利上げするとしても、その先の利上げを市場は織り込んでいない。ユー
ロを1.45ドルを超えて積極的に買う理由はない。上げるとすれば、米債務上限問題に
よるドル売りによるものだ」(大手銀行)との声も聞かれる。
ドル/円はユーロ/ドルを中心とする幅広いドル売りを受けて、海外市場で81円を割
り込んだあと、正午までに80.40円まで下落した。東京市場では月末の実需売りもド
ルを圧迫したという。
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