ドル/円
午後3時現在 96.55/59 1.3881/85 134.03/07
正午現在 96.43/45 1.3841/45 133.42/54
午前9時現在 96.00/06 1.3813/18 132.59/69
NY17時現在 96.38/43 1.3830/36 133.33/42
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[東京 17日 ロイター] 午後3時現在のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午
後5時時点から小幅高の96円半ば。ドルは午前の取引で一時95.97円まで下落して
2週間ぶり安値を更新したものの、手掛かり難から一段の追随売りが限られる中、最近の
取引レンジ下限に達したとの見方から、下値では買い戻す動きが相次いだ。
前日海外市場にかけて円が買われた地合いを引き継ぎ、ドルは朝方に短期筋の売り仕掛
けで一段の円買いを誘発するストップロスを巻き込み、一時95.97円と4日以来の安
値を更新。豪ドル/円
29日以来2週間半ぶり安値をつけた。
しかし、週初から続いた円買い地合いでドル/円が96円割れと、テクニカル上の取引
レンジ下限に達したことなどから、下値では買い戻しが活発化。「さらに(ドルやユーロ
を対円で)売り込むほどの手掛かりもない」(都銀)こともあり、ドルは96円半ばへ切
り返した。
ドル/円の反発を背景にクロス円も切り返した。ユーロ/円は一時132.55円と
28日以来2週間半ぶり安値をつけた後、134円前半までじりじりと上昇。豪ドル/円
も76円後半へ買い戻しが進んだ。特にユーロの下値では、アジア系など海外ファンドな
どの買いが目立ったという。
米政府高官は、オバマ大統領の金融規制改革案について、ヘッジファンドなどの登録義
務付けやCDS・店頭デリバティブの規制、銀行監督機関である貯蓄機関監督庁(OTS)
の閉鎖やマネーマーケット・ミューチュアル・ファンドの規制強化などを提案しているこ
とを明らかにした。17日に発表する。
市場では「規制改革の為替への影響をみるうえでは、資本フローへの影響と金利・株へ
の影響がポイントになる。ただ、詳細をみないと判断はしにくい。米国の規制が強化され
ると米国に資金が入りにくくなると考えやすいが、必ずしもそうなるとは限らない」(J
Pモルガン・チェース銀行・債券為替調査部長、佐々木融氏)との声があった。
<ドル/円はテクニカル面で正念場、下抜けなら93円台が視野>
ドル/円がテクニカル面で正念場を迎えている。5月半ば以降に強まった短期的な反発
基調を下支えてきた21日や90日などの移動平均線を相次いで割り込み、200日移動
平均線の96.41円付近、100日移動平均の96.55円に迫っている。1カ月ぶり
に200日移動平均線を大きく割り込むと、テクニカル上は5月安値の93.85円や3
月安値の93.55円が視野に入るという。
現在のレートは
(ロイター日本語ニュース 基太村真司記者)
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