11時00分現在の日経平均株価は19986.37円（前日比69.52円安）で推移している。 7日の米国市場では、良好な企業決算や複数の連銀総裁が追加利上げに慎重な姿勢を示したことが好感され、NYダウは25ドル高と10日続伸した。
一方、円相場は米債利回りの低下とともに下げ渋り、1ドル＝110円台後半での小動きとなった。
本日の日経平均はこうした流れを受けて6円高からスタートしたが、寄り付き後は決算発表したソフトバンクＧ (T:9984)などが売られており、足元で節目の2万円を割り込んでいる。
個別では、ソフトバンクＧのほか、トヨタ自 (T:7203)、三菱ＵＦＪ (T:8306)、三井住友 (T:8316)、みずほ (T:8411)などがさえない。
ソフトバンクＧは決算発表を控えた前日に買われており、本日は利益確定売り優勢となっている。
その他の決算発表銘柄では、太陽誘電 (T:6976)やサントリーＢＦ (T:2587)の下げが目立つ。
また、日機装 (T:6376)、ウェルネット (T:2428)、船井電機 (T:6839)などが東証1部下落率上位に顔を出している。
一方、売買代金トップの任天堂 (T:7974)が小高いほか、ソニー (T:6758)、東エレク (T:8035)、ＷＳＣＯＰＥ (T:6619)、ＳＵＭＣＯ (T:3436)などがしっかり。
新型電池を量産と報じられたＧＳユアサ (T:6674)が商いを伴って10％高と急伸。
ＫＬａｂ (T:3656)やルック (T:8029)といった好業績の中小型株も活況を見せている。
また、やはり決算が好感された日製鋼所 (T:5631)が東証1部上昇率トップとなっている。
（株式アナリスト 小林大純）