■業績動向
1. 2018年3月期第2四半期の連結業績概要
nmsホールディングス (T:2162)の2018年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比6.9%減の26,939百万円、営業利益が同13.3%減の596百万円、経常利益が同880.2%増の603百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が570百万円と黒字転換した。
期初予想比では、売上高が3.6%増、営業利益が49.2%増、経常利益が101.1%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が63.1%と好調であった。
営業外収支の為替差損が前年同期の603百万円から123百万円に縮小したことが、経常利益の増加に寄与した。
また、特別利益の投資有価証券売却益(161百万円)が、子会社清算損(39百万円)などの特別損失を補い、親会社株主に帰属する四半期純利益を押し上げた。
事業セグメント別動向では、HS事業は旺盛な需要を反映して売上高が8,268百万円と前年同期比22.0%増加した。
同セグメント利益は、国内外における成長戦略実行による先行投資コストが利益圧迫要因となり264百万円と同14.1%減少した。
EMS事業は、需要が工作機械関連を中心に堅調であったものの、中国子会社解散による影響のため、売上高が13,331百万円と同15.3%減少した。
一方、同セグメント利益は体質強化の成果と収益性に重点を置いた営業活動を行ったことから、408百万円と同78.2%増加した。
PS事業は、既存製品の調整に加え、新規分野への製品投入端境期にあるため、売上高が前年同期比16.8%減の5,339百万円、同セグメント利益は同65.3%減の125百万円と減収減益となった。
なお、持分会社に係る全社費用は、各セグメントに配分せず「調整額」区分に計上しており、前年同期も比較できる数値が提示された。
2. 財務状況
2018年3月期第2四半期の総資産は、25,577百万円と前期末比1,017百万円増加した。
増加項目は、現金及び預金(+560百万円)と受取手形及び売掛金(+1,322百万円)となる。
棚卸資産は、180百万円減少した。
投資その他の資産では、タイとベトナムの子会社の連結化に伴い、投資有価証券(-221百万円)と関係会社貸付(-344百万円)が減少した。
有利子負債は、前期末比では320百万円増加したが、第1四半期比では2,584百万円減の11,984百万円となった。
ホールディングが一括借入をして、グループ企業の預金と借入金の両建てを解消した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
1. 2018年3月期第2四半期の連結業績概要
nmsホールディングス (T:2162)の2018年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比6.9%減の26,939百万円、営業利益が同13.3%減の596百万円、経常利益が同880.2%増の603百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が570百万円と黒字転換した。
期初予想比では、売上高が3.6%増、営業利益が49.2%増、経常利益が101.1%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が63.1%と好調であった。
営業外収支の為替差損が前年同期の603百万円から123百万円に縮小したことが、経常利益の増加に寄与した。
また、特別利益の投資有価証券売却益(161百万円)が、子会社清算損(39百万円)などの特別損失を補い、親会社株主に帰属する四半期純利益を押し上げた。
事業セグメント別動向では、HS事業は旺盛な需要を反映して売上高が8,268百万円と前年同期比22.0%増加した。
同セグメント利益は、国内外における成長戦略実行による先行投資コストが利益圧迫要因となり264百万円と同14.1%減少した。
EMS事業は、需要が工作機械関連を中心に堅調であったものの、中国子会社解散による影響のため、売上高が13,331百万円と同15.3%減少した。
一方、同セグメント利益は体質強化の成果と収益性に重点を置いた営業活動を行ったことから、408百万円と同78.2%増加した。
PS事業は、既存製品の調整に加え、新規分野への製品投入端境期にあるため、売上高が前年同期比16.8%減の5,339百万円、同セグメント利益は同65.3%減の125百万円と減収減益となった。
なお、持分会社に係る全社費用は、各セグメントに配分せず「調整額」区分に計上しており、前年同期も比較できる数値が提示された。
2. 財務状況
2018年3月期第2四半期の総資産は、25,577百万円と前期末比1,017百万円増加した。
増加項目は、現金及び預金(+560百万円)と受取手形及び売掛金(+1,322百万円)となる。
棚卸資産は、180百万円減少した。
投資その他の資産では、タイとベトナムの子会社の連結化に伴い、投資有価証券(-221百万円)と関係会社貸付(-344百万円)が減少した。
有利子負債は、前期末比では320百万円増加したが、第1四半期比では2,584百万円減の11,984百万円となった。
ホールディングが一括借入をして、グループ企業の預金と借入金の両建てを解消した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)