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20日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安と3日ぶり反落、不動産セクター下げ目立つ

発行済 2017-12-20 17:29
更新済 2017-12-20 17:33
20日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安と3日ぶり反落、不動産セクター下げ目立つ
20日の中国本土市場は値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比8.93ポイント(0.27%)安の3287.61ポイントと3日ぶりに反落した。
上海A株指数も下落し、9.33ポイント(0.27%)安の3443.09ポイントで取引を終えている。


金利高を嫌気。
上海銀行間取引金利(SHIBOR)の上昇基調は止まらず、1カ月物と3カ月物はこの日、約2年8カ月ぶりの高い水準をそろって切り上げている。
中国人民銀行(中央銀行)による14日のリバースレポ金利などの引き上げ以降、短期金利の上昇ピッチが速まる状況。
年末に向かい、資金ひっ迫が懸念された。
翌年度・経済政策の基本方針を決める「中央経済工作会議」が20日閉幕するとみられるなか、結果を見極めたいとするスタンスが強まったことも、買い手控え要因となっている。


業種別では、不動産株の下げが目立つ。
保利地産(600048/SH)が2.3%安、金地集団(600383/SH)が2.0%安で引けた。
鉄鋼や非鉄、セメントの素材株も安い。
宝山鋼鉄(600019/SH)が3.1%、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.6%、安徽海螺セメント(600585/SH)が1.0%ずつ下落した。
自動車株、軍需関連株、銀行株などもさえない。


半面、空運株はしっかり。
中国国際航空(601111/SH)が4.2%高と続伸し、約2年5カ月ぶりの高値を付けた。
業況改善の期待が強まるなか、保険株にも買いが継続。
飲料・食品株も物色された。


外貨建てB株相場は値下がり。
上海B株指数が1.70ポイント(0.50%)安の336.61ポイント、深センB株指数が4.44ポイント(0.38%)安の1151.87ポイントで終了した。


【亜州IR】



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