フェローテックホールディングス (T:6890)は15日、2018年3月期連結決算を発表した。
売上高が前期比22.7%増の905.97億円、営業利益が同48.6%増の84.37億円、経常利益が同26.1%増の71.57億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.8%減の26.78億円となった。
半導体等装置関連事業は、売上高が前期比36.9%増の441.50億円、営業利益が同72.3%増の72.94億円と2ケタ増収増益で着地した。
半導体製造プロセスに使用されるマテリアル製品(石英製品、セラミックス製品、シリコンパーツ、CVD-Si C製品)は、スマートフォンやデータセンターなどに利用されるソリッドステートドライブと称する記憶媒体用の3次元NAND型フラッシュメモリが不足しているため、デバイスメーカー各社の設備投資や稼働率が高水準で推移し、需要が旺盛で堅調に推移した。
密封空間(チャンバー)を必要とする各種製造装置に用いる真空シールは、半導体の微細化投資や有機ELパネルの製造設備用途の需要が高止まりの状況でこちらも堅調に推移した。
また、製造装置メーカー、デバイスメーカー、ファウンドリーからの需要旺盛なマテリアル製品を増産するため、石英製造ラインの増設を順次実行した。
さらに、昨年はCVD-SiCの新工場、セラミックスの新工場が完成したほか、国内においてはセラミックスの研究開発センターを開所した。
また、中国半導体市場に対応するため、8インチウエーハ用のインゴット工場ならびにウエーハ工場で操業を開始し、量産評価に入 っている。
同事業は、半導体製造装置の出荷および設備稼働率に連動するが、安定的に推移した。
太陽電池関連事業は、売上高が前期比11.5%増の209.38億円、営業損失は15.92億円(前期は営業損失11.84億円)となった。
太陽電池産業は、各国のCO2排出削減策の進行から、中国・インドを中心とした新興国での需要が活発化しており、太陽電池の年間設置量が100ギガワットを超す状況となった。
中国での固定価格買取り制度終了後の市場状況は、駆け込み需要の反動も少なく落ち着いている。
世界的に需要が拡大する局面が期待されており、同社のシリコン製品も順調に出荷が進み、収支は改善傾向となった。
一方、不採算製品となった多結晶用角槽の撤退に伴い、設備の減損および棚卸資産の評価損を計上し、滞留在庫を処分した。
現在、同事業は構造改革を継続中である。
同事業のシリコン単結晶製造装置は半導体用途への転換が完了し、石英坩堝の半導体用途への転換は半分程度進んでいる。
電子デバイス事業は、売上高が前期比0.6%増の127.01億円、営業利益は同15.9%増の30.06億円と増収・2ケタ増益となった。
主力の自動車温調シート向けサーモモジュールは、欧州・中国では堅調だったが、北米市場での自動車販売台数の前年割れが長引き、米国金利の追加利上げの影響もあり、やや軟調に推移した。
一方、半導体機器用途が拡大し、美容家電や医療検査装置・バイオ関連機器・飲料関連機器も底堅く推移したため、売上高は概ね計画の通りとなった。
パワー半導体用基板は、新たな顧客を獲得し認定を得たため、増産体制を進めている。
磁性流体は、新たにAIスピーカーに採用され、スマートフォンのリニアバイブレーションモーターへの採用が増えている。
同セグメントは、景気に左右されにくい業種への販売が多いことから、緩やかな業容拡大を目指せる安定的な事業セグメントとなっている。
2019年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比8.2%増の980.00億円、営業利益が同16.2%増の98.00億円、経常利益が同18.7%増の85.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同97.9%増の53.00億円としている。
売上高が前期比22.7%増の905.97億円、営業利益が同48.6%増の84.37億円、経常利益が同26.1%増の71.57億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.8%減の26.78億円となった。
半導体等装置関連事業は、売上高が前期比36.9%増の441.50億円、営業利益が同72.3%増の72.94億円と2ケタ増収増益で着地した。
半導体製造プロセスに使用されるマテリアル製品(石英製品、セラミックス製品、シリコンパーツ、CVD-Si C製品)は、スマートフォンやデータセンターなどに利用されるソリッドステートドライブと称する記憶媒体用の3次元NAND型フラッシュメモリが不足しているため、デバイスメーカー各社の設備投資や稼働率が高水準で推移し、需要が旺盛で堅調に推移した。
密封空間(チャンバー)を必要とする各種製造装置に用いる真空シールは、半導体の微細化投資や有機ELパネルの製造設備用途の需要が高止まりの状況でこちらも堅調に推移した。
また、製造装置メーカー、デバイスメーカー、ファウンドリーからの需要旺盛なマテリアル製品を増産するため、石英製造ラインの増設を順次実行した。
さらに、昨年はCVD-SiCの新工場、セラミックスの新工場が完成したほか、国内においてはセラミックスの研究開発センターを開所した。
また、中国半導体市場に対応するため、8インチウエーハ用のインゴット工場ならびにウエーハ工場で操業を開始し、量産評価に入 っている。
同事業は、半導体製造装置の出荷および設備稼働率に連動するが、安定的に推移した。
太陽電池関連事業は、売上高が前期比11.5%増の209.38億円、営業損失は15.92億円(前期は営業損失11.84億円)となった。
太陽電池産業は、各国のCO2排出削減策の進行から、中国・インドを中心とした新興国での需要が活発化しており、太陽電池の年間設置量が100ギガワットを超す状況となった。
中国での固定価格買取り制度終了後の市場状況は、駆け込み需要の反動も少なく落ち着いている。
世界的に需要が拡大する局面が期待されており、同社のシリコン製品も順調に出荷が進み、収支は改善傾向となった。
一方、不採算製品となった多結晶用角槽の撤退に伴い、設備の減損および棚卸資産の評価損を計上し、滞留在庫を処分した。
現在、同事業は構造改革を継続中である。
同事業のシリコン単結晶製造装置は半導体用途への転換が完了し、石英坩堝の半導体用途への転換は半分程度進んでいる。
電子デバイス事業は、売上高が前期比0.6%増の127.01億円、営業利益は同15.9%増の30.06億円と増収・2ケタ増益となった。
主力の自動車温調シート向けサーモモジュールは、欧州・中国では堅調だったが、北米市場での自動車販売台数の前年割れが長引き、米国金利の追加利上げの影響もあり、やや軟調に推移した。
一方、半導体機器用途が拡大し、美容家電や医療検査装置・バイオ関連機器・飲料関連機器も底堅く推移したため、売上高は概ね計画の通りとなった。
パワー半導体用基板は、新たな顧客を獲得し認定を得たため、増産体制を進めている。
磁性流体は、新たにAIスピーカーに採用され、スマートフォンのリニアバイブレーションモーターへの採用が増えている。
同セグメントは、景気に左右されにくい業種への販売が多いことから、緩やかな業容拡大を目指せる安定的な事業セグメントとなっている。
2019年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比8.2%増の980.00億円、営業利益が同16.2%増の98.00億円、経常利益が同18.7%増の85.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同97.9%増の53.00億円としている。