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英ポンド週間見通し:もみ合いか、英中央銀行の金融政策を見極める展開

発行済 2018-07-28 15:08
更新済 2018-07-28 15:20
英ポンド週間見通し:もみ合いか、英中央銀行の金融政策を見極める展開
■弱含み、英中銀は8月の利上げを見送るとの見方も

先週のポンド・円は弱含み。
一部で英中央銀行は8月の利上げを見送るとの観測が浮上したことや、日本銀行が金融緩和策の修正を検討するとの見方が広がったことが要因。
英国金利の先高観は後退していないものの、リスク選好的なポンド買いはやや縮小した。

・先週の取引レンジ:145円27銭-146円54銭。


■もみ合いか、英中央銀行の金融政策を見極める展開

今週のポンド・円はもみ合いか。
メイ英首相が欧州連合(EU)離脱を主導する方針を示したことでソフト路線の離脱が見込まれており、ポンド売りは想定しづらい。
ただ、市場参加者の一部は、「低調なインフレ指標を考慮して英中央銀行金融政策委員会(MPC)は金利を据え置く」と予想している。
市場参加者の過半数は0.25ポイントの追加利上げ実施を想定しているが、利上げ見送りとなった場合、リスク回避のポンド売りが強まる可能性がある。


○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・8月1日:7月マークイット製造業PMI(予想54.2、6月:54.4)
・8月2日:英中央銀行MPCが政策金利発表(0.25ポイント利上げ予想、現行0.50%)

予想レンジ:143円00銭−148円00銭


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