中国中央銀行は金曜日、人民元ショートを阻止するため、為替フォワード取引の一部を対象に、20%の準備金預け入れを義務付ける発表した。
これを受け人民元が上昇している。
オンショア人民元 は若干上昇し、日本時間13時10分の時点で1ドル=6.8286元である。オフショア人民元もドルに対し強い傾向だ。
外為フォワード準備率巡る発表の一時間後に、中国政府は米国製品約600億ドル(約6兆7千億円)相当の米国製品(多くの農業製品を含む)に最高25%の追加関税を課すと発表した。
これはトランプ大統領が、中国への追加関税が10%から25%に引き上げられたことに対する報復措置だ。
米ドルインデックスは月曜日、0.06%上昇し、95.09となった。
ボコム・インターナショナル・ホールディングスのチーフ・ストラテジスト、Hao Hong氏は「2015年にこの措置を行ったとき、人民元は下落しつづけていた。よって、中国中央銀行は大胆に市況を変えようとするだろう」と電話で語り「貿易戦争は終わりに近づいておらず、中国経済は減速している、ではなぜトレンドは反転するのだろうか?」と述べた。
中国中央銀行は人民元基準値を1ドル=6.8513元とし、これは5月以来最も安値である。
米中の貿易摩擦が加速する中、AUD/USDペアは0.07%下げ、0.7393となった。オーストラリア準備銀行は、金利を1.5%に据え置くとみている。
また、NZD/USDペアは月曜日0.09%下げ、1NZDあたり0.6741USDとなった。