以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株師孔明」氏(ブログ「株師孔明の株&仮想通貨ブログ」)が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2018年8月19日18時に執筆
【株師孔明の株&仮想通貨ブログ】にて、株や仮想通貨のブログを執筆している「株師孔明」と申します。
どうぞ、お見知りおきを。
大型株と比べて成長株は株価の変動が激しい傾向がある。
短期間で大きな利益を狙う投資であれば、成長株に注目することが必要だ。
成長株を選別するにあたっては、スタートアップ企業の動向にアンテナを張っておくとよいだろう。
そこで、近年のスタートアップ企業の傾向を知っておこう。
■近年のスタートアップ企業の傾向(業種・成長力・生産性)
近年のスタートアップ企業は、クラウドやAIなどの先端技術を取り入れるなどの特徴がある「情報・通信業」に分類できる企業が多い。
2018年3月にはAI活用により人間が実施している業務を代行するサービスを手掛けるRPAホールディングスが上場し、公開価格の4倍にまで初値が高騰した。
成長性が高い分野には補助金などの形で「政府の後押し」が期待されるほか、投資家から成長期待の資金を集めやすいことでIPOを実施しやすいと考えられる。
IPOを実施した銘柄の人気・不人気を見ても、割安性や業績への安心感が評価される銘柄よりも、売上高が急伸している成長力の高い銘柄が好まれる傾向があるとみている。
さらに、先進技術を活用して急成長する銘柄が多いことから、生産性も高いケースが多い。
そもそも他企業や自治体・政府機関などの生産性向上に貢献することで利益を得るビジネスモデルのスタートアップ企業も見られる。
スタートアップ企業は高い生産性を誇ることで、人材不足が叫ばれる近年においても成長を続けやすくなると言えよう。
■スタートアップ企業の上場後の業績は?
IPOを実施するスタートアップ企業は、株式市場から新たに調達した資金を活用して、業績を急伸させることを狙っているケースが多い。
しかし、現実にはIPO銘柄の中にも上場後に業績が悪化してしまう銘柄も存在する。
そこで、スタートアップ企業の上場後の業績にどのような傾向があるのかを見ていこう。
2016年3月に上場した (T:3933)チエルは、教育機関向けのICT事業を着実に成長させている。
先行投資にかかる一定の費用をIPOなどで賄うことができれば、成長市場で活躍するスタートアップ企業は着実に成長できることを示す例だ。
同年6月に上場した (T:3541)農業総合研究所は、農産物の直売所を支えるユニークなビジネスを手がける銘柄として注目され、売上高は着実に増加している。
一方、先行投資にかかるコストを主な原因として2018年8月期は赤字に転落する見通しだ。
農業総合研究所のように、IPOによる資金調達で業績を拡大させる中で、利益が大きく減少したり、赤字に転落したりするケースが散見される。
上場ゴール銘柄であればIPO実施後に業績が停滞するケースもありえるが、基本的にスタートアップ企業は株式市場から資金調達をすることで業績をさらに伸ばすことが期待される。
そのため、売上高については上場後も右肩上がりとなる銘柄が多い。
一方、利益面では費用先行などで赤字圧縮や黒字転換、利益伸長が順調に進まない銘柄も見られる。
■国内外でのスタートアップ企業の違い
スタートアップ企業は海外に多く存在する。
海外では、スタートアップ企業が資金を調達する方法としてベンチャーキャピタルに頼ったり、M&Aにより資金力のある企業に買収したもらったりといった場合も少なくない。
日本ではスタートアップ企業に投資する方法が限られており、特に個人投資家がスタートアップ企業に関心を持っても投資チャネルは多くない。
その分、我々の前に現れてくるスタートアップ企業は、上場審査をクリアできるレベルを目指しやすく、数は限られるものの投資対象として期待しやすいと言える。
■今後上場が期待できそうなスタートアップ企業
スタートアップ企業に投資したい場合は、株式市場でマザーズ上場銘柄を買う方法がある。
しかし、IPO投資が過熱していることもあり、マザーズ上場銘柄の中には株価がすでに高騰しておりなかなか手を出しにくい銘柄も少なくない。
そこで、今回は今後上場が期待できそうなスタートアップ企業をチェックしておこう。
まず、名刺管理サービスを手掛けるSanSanは、企業価値が一部報道では500億円程度あるとされている。
ユニコーン企業には該当しないものの、メルカリやMTGが上場したこともあり、SanSanも上場に向かうことが期待される。
同様に企業価値が高い非上場のスタートアップ企業としては、蓄電システム開発に取り組むエリーパワーを挙げられる。
SanSanと比べるとさらに市場の急拡大が見込めるビジネスを手がけていることから、エリーパワーが先行して上場する可能性もあり得るだろう。
■まとめ
近年のスタートアップ企業や、AIやクラウドなどの先進的なテーマを活用して、ビジネスの効率化に貢献しているケースが多い。
すでに上場したスタートアップ企業の多くが売上高を伸ばしていることもあり、今後も続々とスタートアップ企業がIPOを実施する可能性がある。
企業価値が高く評価されている銘柄を中心に、非上場のスタートアップ企業の動向にも要注目だ。
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その他の細かな情報・展望は、ブログの方でも詳しく綴っているので、「株師孔明の株&仮想通貨ブログ」と検索し、目を通して頂ければ幸いである。
最新のテーマ株や注目している仮想通貨などもブログにて多数紹介中。
ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ネム、HERO、ICO、人工知能(AI)関連銘柄、防衛関連銘柄、EV関連銘柄、フィンテック関連銘柄、トランプ関連銘柄、ドローン関連銘柄、VR関連銘柄、リチウムイオン電池関連銘柄、IoT関連銘柄、ブロックチェーン関連銘柄、東京オリンピック関連銘柄、VR関連銘柄、自動運転関連銘柄、仮想通貨関連銘柄、ビットコイン関連銘柄など。
興味をもたれた投資家の諸兄姉に目を通して頂き役立てて頂ければ幸いである。
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執筆者名:株師孔明
ブログ名:株師孔明の株&仮想通貨ブログ
ツイッター:@kabusikoumei
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※2018年8月19日18時に執筆
【株師孔明の株&仮想通貨ブログ】にて、株や仮想通貨のブログを執筆している「株師孔明」と申します。
どうぞ、お見知りおきを。
大型株と比べて成長株は株価の変動が激しい傾向がある。
短期間で大きな利益を狙う投資であれば、成長株に注目することが必要だ。
成長株を選別するにあたっては、スタートアップ企業の動向にアンテナを張っておくとよいだろう。
そこで、近年のスタートアップ企業の傾向を知っておこう。
■近年のスタートアップ企業の傾向(業種・成長力・生産性)
近年のスタートアップ企業は、クラウドやAIなどの先端技術を取り入れるなどの特徴がある「情報・通信業」に分類できる企業が多い。
2018年3月にはAI活用により人間が実施している業務を代行するサービスを手掛けるRPAホールディングスが上場し、公開価格の4倍にまで初値が高騰した。
成長性が高い分野には補助金などの形で「政府の後押し」が期待されるほか、投資家から成長期待の資金を集めやすいことでIPOを実施しやすいと考えられる。
IPOを実施した銘柄の人気・不人気を見ても、割安性や業績への安心感が評価される銘柄よりも、売上高が急伸している成長力の高い銘柄が好まれる傾向があるとみている。
さらに、先進技術を活用して急成長する銘柄が多いことから、生産性も高いケースが多い。
そもそも他企業や自治体・政府機関などの生産性向上に貢献することで利益を得るビジネスモデルのスタートアップ企業も見られる。
スタートアップ企業は高い生産性を誇ることで、人材不足が叫ばれる近年においても成長を続けやすくなると言えよう。
■スタートアップ企業の上場後の業績は?
IPOを実施するスタートアップ企業は、株式市場から新たに調達した資金を活用して、業績を急伸させることを狙っているケースが多い。
しかし、現実にはIPO銘柄の中にも上場後に業績が悪化してしまう銘柄も存在する。
そこで、スタートアップ企業の上場後の業績にどのような傾向があるのかを見ていこう。
2016年3月に上場した (T:3933)チエルは、教育機関向けのICT事業を着実に成長させている。
先行投資にかかる一定の費用をIPOなどで賄うことができれば、成長市場で活躍するスタートアップ企業は着実に成長できることを示す例だ。
同年6月に上場した (T:3541)農業総合研究所は、農産物の直売所を支えるユニークなビジネスを手がける銘柄として注目され、売上高は着実に増加している。
一方、先行投資にかかるコストを主な原因として2018年8月期は赤字に転落する見通しだ。
農業総合研究所のように、IPOによる資金調達で業績を拡大させる中で、利益が大きく減少したり、赤字に転落したりするケースが散見される。
上場ゴール銘柄であればIPO実施後に業績が停滞するケースもありえるが、基本的にスタートアップ企業は株式市場から資金調達をすることで業績をさらに伸ばすことが期待される。
そのため、売上高については上場後も右肩上がりとなる銘柄が多い。
一方、利益面では費用先行などで赤字圧縮や黒字転換、利益伸長が順調に進まない銘柄も見られる。
■国内外でのスタートアップ企業の違い
スタートアップ企業は海外に多く存在する。
海外では、スタートアップ企業が資金を調達する方法としてベンチャーキャピタルに頼ったり、M&Aにより資金力のある企業に買収したもらったりといった場合も少なくない。
日本ではスタートアップ企業に投資する方法が限られており、特に個人投資家がスタートアップ企業に関心を持っても投資チャネルは多くない。
その分、我々の前に現れてくるスタートアップ企業は、上場審査をクリアできるレベルを目指しやすく、数は限られるものの投資対象として期待しやすいと言える。
■今後上場が期待できそうなスタートアップ企業
スタートアップ企業に投資したい場合は、株式市場でマザーズ上場銘柄を買う方法がある。
しかし、IPO投資が過熱していることもあり、マザーズ上場銘柄の中には株価がすでに高騰しておりなかなか手を出しにくい銘柄も少なくない。
そこで、今回は今後上場が期待できそうなスタートアップ企業をチェックしておこう。
まず、名刺管理サービスを手掛けるSanSanは、企業価値が一部報道では500億円程度あるとされている。
ユニコーン企業には該当しないものの、メルカリやMTGが上場したこともあり、SanSanも上場に向かうことが期待される。
同様に企業価値が高い非上場のスタートアップ企業としては、蓄電システム開発に取り組むエリーパワーを挙げられる。
SanSanと比べるとさらに市場の急拡大が見込めるビジネスを手がけていることから、エリーパワーが先行して上場する可能性もあり得るだろう。
■まとめ
近年のスタートアップ企業や、AIやクラウドなどの先進的なテーマを活用して、ビジネスの効率化に貢献しているケースが多い。
すでに上場したスタートアップ企業の多くが売上高を伸ばしていることもあり、今後も続々とスタートアップ企業がIPOを実施する可能性がある。
企業価値が高く評価されている銘柄を中心に、非上場のスタートアップ企業の動向にも要注目だ。
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執筆者名:株師孔明
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