米国株式市場が前日の大幅安から反発し、金曜日に日本円は上昇した。しかしアジア株式市場は下落したままであった。
ドルインデックスは0.11%安の96.35となったが、木曜日に2ヶ月ぶりの高値をつけていた。アジア株と米国株の先物両方が下落したため、センチメントが悪化し金曜日は停滞していた。
「センチメントはすぐに悪化する。アマゾン(NASDAQ: AMZN)とアルファベット(ナスダック: GOOGL)は、明るくない結果を出してしまった。円は直近の高値を再び試すだろう」とシンガポール銀行の通貨ストラテジスト、Sim Moh Siong氏は語った。
売上高および営業利益が予想を下回ったため、アマゾン株は、時間外取引で6%下落。一方、グーグルの親会社であるアルファベッドは、第3四半期の売上が予想を下回った。
USD / JPYは0.31%安の112.07となり円は上昇した。
中国人民銀行が元の基準レートを前日の6.9409から6.9510に修正したが USD / CNYは0.17%安の6.9390となった。弱い元はまた、中国経済と関係の深い 豪ドルを引き下げた。
今後の見通しについては、今夜の米国第3四半期GDPに注目だ。シンガポール銀行のSim氏は「直近の住宅と耐久財の指標は弱くなっている。米国企業の収益がピークに近づいていることを示しているので、市場はGDPに大変注目するだろう」と述べた。
クラリダ副議長の昨日のコメントによると連邦準備制度理事会(FRB)は、12月に25ベーシスポイント引き上げる見込みは変わらないようだ。
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