水曜日、米国の中間選挙を受けてFox、NBC、CNN、FiveThirtyEightなどの各メディアは事前に予想されていたように民主党が下院を奪回し、ねじれ議会となった。
一方、上院は共和党が過半数を維持した。
ドルに対する主要な通貨の価格指標である アメリカドルインデックスは、日本時間12:50において0.2%下落し95.80である。
今回の選挙結果は、将来の米国経済や政治政策の指針として外国為替トレーダーによって注目されている。
これまでは予想を上回る経済データと高い金利のおかげで、アメリカドルは主要なライバルを上回っていた。しかし下院での民主党の勝利により分割された議会は、ドナルド・トランプ大統領の政策を否認し、新興市場通貨を押し上げる可能性があるため、一時的にドルが売られる可能性がある。
BKアセットマネジメントの通貨戦略担当マネージングディレクターであるキャシーリエン氏は「民主党が下院を奪取しねじれ議会になると、トランプ米大統領の中産階級減税などの政策が野党により可決されにくくなり、これは米ドルに対してマイナスだ」とリサーチノートに記している。
一方、選挙結果を受けてドルが下落したため EUR / USDのペアは 上昇し日次高値付近で取引されていた。
中国人民銀行(PBoC)が前日の6.9075に対して6.9065で人民元基準レートを設定したため 米ドル/人民元のレートは0.2%上昇し6.9316を記録。
米ドル/円のペアは0.2%安の113.25となっている。