米ドルは米中間の貿易戦争の中、セーフヘブン通貨として扱われてきた。しかし、ファーウェイCFO逮捕により米中間関係悪化にもかかわらず、月曜のアジア時間でドルは下落している。
日本時間午後3時45分において米ドルインデックス は0.7%下落し、95.845である。
中国外務省の楽玉成(Le Yucheng)外務次官は、米国とカナダの駐在大使を呼び出し、ファーウェイの孟晩舟(Meng Wanzhou)CFOの保釈を強く訴えた。
孟氏は、先週バンクーバーで逮捕された。もし有罪判決が決まれば米国に引き渡され、最高30年投獄される。
非農業部門雇用者数は前月比15万5000人増加した。しかし、エコノミストの予想中央値である20万人を下回っていた。 平均時給は、予想を下回り弱含みである。しかし約10年のうちで最高水準を保っている。
一方、ジェローム・パウエルFRB議長は、先週、米国の金利が中立水準に近づいていると述べ、市場は金利上昇の鈍化を示すものと解釈した。
USD/CNYは、0.3%高の6.8948である。中国人民銀行は、金曜日の基準値6.8664に比べ、6.8693と設定している。
土曜日発表の中国の輸出は前年比5.4%増加だったが、ロイターによる調査予想である10%を下回った。
しかし、すべての中国の主要貿易国に対して著しく減少している。
日本の第3四半期のGDPは年率2.5%減になり、USD/JPYは、0.2%安の112.45となった。速報値は1.2%減で、エコノミストの予想中央値は、1.9%減であった。
欧州では、メイ英首相によるEU離脱案の議会採決が行われる。GBP/USDは、変わらず1.2748となり、様子見ムードである。