アジアパイル (T:5288):659円(+71円)急騰。
先週末に、業績・配当予想の上方修正を発表している。
通期営業利益は従来予想の38億円から51億円に増額修正、国内部門の工事粗利益率が想定以上に改善したとしている。
また、期末配当金は従来予想の8.5円から11.5円に引き上げ、年間では20円配となり、前期比5円の増配となる。
上半期までの状況から業績上振れ期待はあったが、修正幅の大きさは想定以上との見方が優勢に。
イーブック (T:3658):1641円(-172円)急反落で下落率トップ。
先週末に第3四半期決算を発表、累計経常利益は6.5億円で10-12月期は1.9億円、前年同期比10倍強の水準となっている。
通期予想は4.6億円から5.6億円に上方修正、電子書籍事業の売上好調が業績上振れの背景に。
ただ、上半期の段階でほぼ従来予想を達成していたことから上方修正は想定線、むしろ修正幅は限定的と捉えられているもよう。
会社側では、広告宣伝費増により、1-3月期経常赤字を想定している。
小糸製 (T:7276):6360円(+330円)大幅続伸。
先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は726億円で前年同期比2%減益だが、第1、第2四半期の減益に対して、10-12月期は261億円で同6%の増益に転じている。
モメンタムの改善傾向を評価する動きが先行へ。
日本セグメントが好調、LED化の進展や中国向けLexusブランドの増産などが奏効したもよう。
来期以降の業績拡大確度が高まったとの見方にも。
エムスリー (T:2413):1588円(+60円)大幅続伸。
先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は230億円で前年同期比11.5%増となった。
10-12月期は同7.7%増で、7-9月期の同9.3%増と比較して増益率は鈍化、会社計画も下回ったとみられる。
ただ、ここまでの株価調整から、先行投資負担を背景とした収益成長鈍化は織り込み済みと捉えられている。
先行投資の一巡、収益貢献による来期の大幅増益期待を織り込みに行く流れともなっているようだ。
富士通ゼ (T:6755):1375円(-91円)急反落。
先週末に発表した第3四半期決算がネガティブなサプライズとなっている。
累計営業利益は37.5億円で前年同期比52.7%減益、10-12月期は8.9億円の営業損失となり、上半期比較で減益率は拡大している。
7-9月期が大幅増益に転じていたことから、想定以上の収益悪化と捉えられる。
通期予想は従来の170億円から150億円に下方修正、コンセンサスは従来会社計画をやや上回る水準であった。
海外売上高が大幅に落ち込んでいる。
シリコンスタ (T:3907):1595円(+174円)大幅に続伸。
18年11月期の決算説明資料を公表し、業績回復に向けた取り組みとして不採算案件の抑制やミドルウェアの販売強化、非エンターテインメント領域における受注拡大を掲げたことが評価され、買いを集めている。
また、成長分野として自動車業界向け事業を挙げており、18年11月期の売上高が3億円(実績)から19年11月期は5億円、20年11月期は7億円に拡大すると予想していることも買い材料視されているようだ。
医学生物 (T:4557):1742円(+67円)大幅に7日続伸。
スイスの医薬品会社ロシュグループのロシュ・ダイアグノスティックス(東京都港区)が取り扱う血液凝固分析装置「コバス t711」専用の体外診断用医薬品「tシステムヘキサメイト P-FDP hs」「tシステムヘキサメイト Dダイマー」を発売したと発表している。
「コバス t711」に最適化しており、高感度かつ測定範囲が広い検査薬として精度の高い検査結果を提供し、重篤な病態の早期発見に貢献するとしている。
エーアイ (T:4388):2083円(+83円)大幅に4日ぶり反発。
スマートセキュリティ事業を手掛けるSecual(東京都渋谷区)と資本業務提携すると発表している。
製品及びサービスで、エーアイ (T:4388)の音声合成エンジン「AITalk」の活用及びスマートスピーカーの共同開発を行う。
また、エーアイはSecual株を既存株主からの譲渡により取得する。
出資金額及び出資比率は非開示だが、Secualがエーアイの関連会社とはならない範囲という。