4日のドルは、今週の複数のFRBの発言を先立って、底堅い値動きになっている。
1月のFOMCでは、インフレや世界経済の鈍化を背景に利上げ停止を表明し、政策金利に対し「忍耐強く」対応するとした。
マーケットウォッチャーは、4日の米クリーブランド地区連銀のロレッタ・J・メスター総裁の発言、7日の米セントルイス地区連銀のジェームズ・ブラート総裁の発言に注目している。そしてパウエルFRB議長も6日に講演が予定されているが、政策金利について発言するかは定かではない。
日本時間午後0時45分の時点で、 米ドルは0.1%高で、95.407となっている。
予想を上回った雇用統計の結果は、ドルを支える要因になっている。
雇用統計では、季節調整済みで前月比30万4000人増となり、予想の16万5000人増を大幅に上回り、11ヶ月ぶりの高水準となった。
GBP/USDは横ばいで1.3077。英国3月29日の期限で合意なき離脱が迫る中、イングランド銀行(英中央銀行)は7日の政策金利では金利を据え置くことが予想されている。
他方では、 AUD/USDは0.2%安で0.7232となっている。オーストラリア準備銀行は、5日に政策金利の発表を行う。
USD/JPYは0.1%高で109.61。
USD/CNYは横ばいで6.7448。中国の金融市場は今週旧正月のため休場である。