中国で始まった米中貿易協議についてのさらなるニュースを待ちながら、月曜日のアジア時間で米ドルはほとんどの通貨に対して値を上げている。午後1時52分時点でドルインデックスは96.495と0.08%上昇している。
安全資産と考えられているドルインデックスは、世界経済の鈍化と米中貿易戦争を取り巻く不確実性の増大への懸念から先週1.2%上昇した。それは2018年5月以来の週足での最大の上昇だった。
米中間の前回協議が合意なしで終わった後、再び次官級の協議が月曜日から北京で始まるので、その進展ぶりが今週の市場を動かす要因の1つになる可能性が高い。
合意なしで期限を過ぎれば中国製品への関税を25%にするとトランプ大統領が脅していたが、その期限である3月1日までに両国は合意しようと取り組んでいる。
先週、トランプ大統領は、期日までに中国の習近平国家主席と会う予定はないと述べた。
経済指標では、今週後半に発表される米国のインフレに関する最新データが注目されている。消費者物価指数は水曜日に、生産者物価指数と12月の小売売上高は木曜日に発表される予定だ。
一方、 USD / CNYは0.5%上昇した。中国人民銀行(PBOC)は月曜日の人民元の基準値を6.7495に設定した。
上海総合指数と深セン総合指数は、1週間の旧正月の休日を終えて再開した後、午前の取引で上昇した。今後、中国は木曜日に最新の貿易統計を発表し、金曜日にはインフレに関する経済指標を発表する予定だ。
その他、 AUD / USDは0.09%、 NZD / USDは0.21%上昇している。ニュージーランド準備銀行は今週政策金利を発表し、経済状況と金融政策の決定に影響を与える要因を解説する予定だ。