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今週の【マザーズ市場】2月18日~22日『遺伝子治療薬承認などでバイオ関連活況』

発行済 2019-02-24 15:07
更新済 2019-02-24 15:21
© Reuters.  今週の【マザーズ市場】2月18日~22日『遺伝子治療薬承認などでバイオ関連活況』

【3日ぶりの反発、決算発表のALBERTが大幅高】18日(月)■概況■875.04、+12.718日(月)のマザーズ市場は3日ぶりの反発となった。

米株高の流れから、新興市場にも買いが広がり、マザーズ指数も買い先行で取引を開始。

寄り付き後は一時伸び悩む場面も見られたが、盛り返すとその後は終日875ptを中心とした堅調な推移となった。

なお、マザーズ指数は3日ぶりの反発、売買代金は概算で1166.45億円。

騰落数は、値上がり189銘柄、値下がり78銘柄、変わらず6銘柄となった。

◆注目銘柄◆個別では、サンバイオ (T:4592)がマザーズ売買代金トップにランクイン。

その他、アンジェス (T:4563)、オンコリス (T:4588)、そーせい (T:4565)などのバイオ関連も買われた。

ALBERT (T:3906)は、18年12月期決算を発表。

昨年12月に上方修正した予想(1.95億円)をやや上回って着地し、19年12月期は前期比79.0%増の3.60億円になるとの見通しもポジティブ視され大幅高に。

また、前週末に急落したUUUM (T:3990)は小幅高、連日のストップ高となったベルトラ (T:7048)を筆頭に、Amazia (T:4424)、チームスピリット (T:4397)など直近IPO銘柄の一角にも資金が向かった。

一方、オークファン (T:3674)、エクストリーム (T:6033)がストップ安となった他、MTG (T:7806)、オイシックス (T:3182)などが売りに押された。

--------------------------------------【続伸、前場中盤から上げ幅拡大】19日(火)■概況■883.01、+7.9719日(火)のマザーズ市場は続伸となった。

18日の米国市場はプレジデンツデーの祝日で休場だったことから、海外勢のフローが限られるなか、新規の手掛かり材料に乏しく、朝方は前日終値水準での推移となった。

一方で、日銀の黒田総裁による物価安定目標達成に向けた追加緩和検討などとのコメントが伝わったことで、マザーズ指数も前場中ごろからやや上げ幅を拡大する格好に。

個人投資家によるセンチメント改善の動きもみられたが、今晩の連休明けの米国市場動向を見極めたいとする向きも多く、本格的な上値追いの動きには至らなかった。

なお、売買代金は概算で1135.35億円。

騰落数は、値上がり157銘柄、値下がり100銘柄、変わらず14銘柄となった。

◆注目銘柄◆値上がり率上位では、1月の連結ベースの売上高が好調であったレントラックス (T:6045)がストップ高となったほか、Kudan (T:4425)やレアジョブ (T:6096)、DMP (T:3652)などが上位に並んだ。

売買代金上位では、サンバイオ (T:4592)、ALBERT (T:3906)、リンク (T:4428)、フィンテックグローバル (T:8789)、サイバーダイン (T:7779)が上昇。

一方で、ベルトラ (T:7048)、UUUM、アンジェス (T:4563)、エクストリーム (T:6033)、オンコリス (T:4588)などはさえない。

--------------------------------------【3日続伸、値動き良好な中小型株への物色続く】20日(水)■概況■890.87、+7.8620日(水)のマザーズ市場は日経平均の続伸とともに個人投資家のマインドが一段と上向き、堅調な展開となった。

個人投資家の物色が値動きの軽い中小型株に向かっており、上値追いの展開が続く銘柄も散見された。

なお、マザーズ指数は3日続伸、売買代金は概算で1194.30億円。

騰落数は、値上がり148銘柄、値下がり114銘柄、変わらず8銘柄となった。

◆注目銘柄◆個別では、マザーズ売買代金トップのサンバイオ (T:4592)やリンク (T:4428)、オンコリス (T:4588)、Kudan (T:4425)、DMP (T:3652)などが上昇。

メルカリ (T:4385)は小幅に上げた。

ベルトラ (T:7048)は人気が続き、一時ストップ高を付け高値更新。

その他ではTrends (T:6069)やMSOL (T:7033)などの上げが目立ち、不動産投資型クラウドファンディング事業を開始すると発表したフィット (T:1436)は買い気配のままストップ高比例配分となった。

一方、UUUM (T:3990)やアンジェス (T:4563)は利益確定売りに押され軟調。

また、レアジョブ (T:6096)は前日までの急ピッチの上昇に対する反動安でマザーズ下落率トップとなった。

--------------------------------------【4営業日続伸、バイオ関連がけん引】21日(木)■概況■904.55、+13.6821日(木)のマザーズ市場はバイオ関連物色が活況になり、4営業日続伸となった。

一部メディアにて、遺伝子治療薬「コラテジェン」が厚生労働省の専門家会議で薬事承認の手続きに基づき承認されるとの報道のあったアンジェス (T:4563)のほか、後述する材料のあったソレイジア (T:4597)やそーせい (T:4565)を中心にバイオ関連に個人投資家による関心が向かうなか、サンバイオ (T:4592)も強い動きをみせて指数を押し上げた。

また、米国と中国が貿易協議の決着に向けた、知的財産権保護や為替などに関する6つの覚書を作成しているとの報道が伝わり始めると、後場にかけて一段の上昇となった。

なお、売買代金は概算で1172.24億円。

騰落数は、値上がり127銘柄、値下がり134銘柄、変わらず11銘柄となった。

◆注目銘柄◆値上がり率上位では、前述の通り報道のあったアンジェスがストップ高比例配分となり、中国で疼痛緩和口腔用液「エピシル」の医療機器輸入販売承認を取得したことを発表したソレイジアがストップ高水準まで買い進まれたほか、レアジョブ (T:6096)やKudan (T:4425)が2ケタ上昇となった。

売買代金上位では、サンバイオが6%を超える上昇となったほか、メルカリ (T:4385)、フーバーブレイン (T:3927)、リネットジャパン (T:3556)、内分泌疾患治療対象の新規低分子HTL0030310で第1相臨床試験開始したことを明らかにしたそーせいも上昇。

一方で、ベルトラ (T:7048)、UUUM (T:3990)、オンコリス (T:4588)、フィンテックグローバル (T:8789)は軟調。

--------------------------------------【大幅に5営業日続伸、引き続きバイオ活況】22日(金)■概況■916.76、+12.2122日(金)のマザーズ市場は大幅に5営業日続伸となった。

欧米の軟調な経済指標が嫌気されて前日の米NYダウが下落した流れを引継いで、朝方はマザーズ銘柄にも売りが先行した。

しかし、前日に引き続きアンジェス (T:4563)をはじめとしたバイオ関連に対して関心が向かったことから、マザーズ指数はプラスに切り返して75日線(919.59pt)水準を試す展開となった。

その後は、週末要因の利益確定の動きもあったものの、後場にかけて安倍首相と黒田日銀総裁による会談が伝わると、再び押し目買いが入る格好に。

なお、売買代金は概算で1408.96億円。

騰落数は、値上がり129銘柄、値下がり135銘柄、変わらず9銘柄となった。

◆注目銘柄◆値上がり率上位では、JR東日本子会社と無人決済店舗の事業化に向けた合弁会社設立で基本合意したサインポスト (T:3996)がストップ高比例配分となったほか、イノベーション (T:3970)やアンジェスがストップ高水準まで買い進まれた。

売買代金上位では、スマートフォン決済サービス「メルペイ」に期待した買いが継続したメルカリ (T:4385)のほか、ソレイジア (T:4597)、UUUM (T:3990)、オンコリス (T:4588)、リンク (T:4428)が上昇。

一方で、サンバイオ (T:4592)、Kudan (T:4425)、チームスピリット (T:4397)は軟調。

 なお、本日マザーズ市場に上場した識学 (T:7049)は初日を買い気配のまま終えた。

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