英議会の採決で「合意なき離脱」が否決された後、14日の英ポンドは下落した。一方、予想を下回る中国鉱工業生産指数が公表され、中国人民元は下落した。
英議会は13日、「合意なき離脱」を拒否する動議の採決を行い、賛成312票、反対308票で可決された。本日は3月29日のブレグジット期限の延期について採決が行われる。
この報道に続いて、ポンド/米ドルは当初2%以上の上昇を見せていたが、日本時間午後1時30分時では、0.7%安と反落している。
一方、{{2111|米ドル/人民元}}は0.1%高の6.7108となっている。1,2月の中国鉱工業生産高は17年ぶりの悪い結果になった。
中国人民銀行(PBOC)は14日、人民元の対ドル基準値を前日の6.7114に対して6.7009に設定した。
ドルインデックスは0.1%安の96.648となっている。「合意なき離脱」の否決によりポンドは上昇し、13日のドルは下押し圧力を受けていた。
昨夜、米労働省は生産者物価指数(PPI)は前月比0.1%増でエコノミスト予想である0.2%を下回ったと発表した。2月までの1年間で予想通りPPIは1.9%増となっている。
他方、低調な中国の経済統計に続いて豪ドル/米ドルは0.4%安の0.7060となっている。
中国はオーストラリア最大の貿易相手国であるため、中国の経済指標による影響を受ける。