20日の米ドルは小幅高となっている。米中貿易協議において、中国が米国の要求を拒絶することを米交渉担当者は懸念していると報じられた。
日本時間午後1時23分時点で、ドルインデックスは0.1%高の95.920となっている。
一部の米国当局者は中国が米国側の譲歩を狙っていることを懸念していると、ブルームバーグは報じた。
一方、米国による中国製品への関税が本当に撤廃されるかどうか不信感が高まる中で、中国政府は貿易協議から手を引く可能性があることが報じられた。
それより前の報道では、中国国営の新華社通信は15日、米中両国は合意に向けて進展があったと報じていた。
他方、トレーダーはFOMCの結果を待ち望んでいる。
多くの市場参加者は政策金利が据え置かれることを予想している。また、FRBによる景気見通しは多くの注目を集めるだろう。「忍耐強い」金融政策へのコミットメントをFRBが示すかどうかが焦点となるだろう。
ポンド/米ドルは0.1%安となっている。ミシェル・バルニエ首席交渉官はテリーザ・メイ英首相に対して、長期間の延期には、今の状態にさか戻りしないような「新展開」が必要であると警告した。
メイ首相は3月29日の合意なき離脱を避けるために、ブレグジットの延期を要請する予定である。
ジョン・バーコー下院議長は19日、ブレグジット協定案が大幅に修正されない限りは、それを再び下院に提出することを認めないと述べた。
米ドル/日本円は0.2%高の111.59となっている一方、豪ドル/米ドルは0.2%安の0.7074となっている。
米ドル/人民元は0.1%高の6.7131となっている。